古きよき学校で、日本らしさ漂う校舎が、ここ数年の間に次々と閉校となっている様子に、新しい時代の幕開けと思うと同時に、少し淋しさも抱きました。
私の通っていた学校は、近代的な作りの校舎と、木造校舎がありました。
木造校舎は、主に一年生が利用するようになっていました。
新入りは新しい校舎はまだ早いということでしょうか、木造校舎は頻繁に床が抜けたりして修繕に追われていました。
木造校舎は、木の香りがいっぱいしていました。
それを感じたのは入学してから少しの間で、慣れてしまうと次第に感じなくなりましたが、今その校舎を離れていても思い出すことのできる、印象深い香りでした。
学年が上がると、立派な校舎へと移りました。
そこにはペンキのような香りがしばらくしていて、なかなか慣れることはありませんでした。
かっこいい校舎でしたが、そこに移ってみて初めて、木造校舎の良さに気付きました。
まだ日本に木造校舎があるうちに、もう一度木造校舎の中に入ってみたいです。